TVキャビネット&キッチンキャビネット

  • 2008/05/09(金) 21:35:44

工房では新しい家具を作るだけでなく修復・修理もします。

TVキャビネット(作業途中)




長さ約2500mmと大きいので寝かせて作業。
今の深い茶色よりももう少し赤みがかった明るい茶色に塗装直しという注文でしたが
いざ塗装をはがしてみるといろんな木材を使っていることが判明。
上下と手前に見える小さいディテールは白ブナ
真ん中のディテールはクルミ
縦の細いディテールは赤ブナ
表面は何の木なのか・・・わからなかった
という具合。

こちらはオーク材でした


こんなこともあるんですねー。

そしてこちらも作業途中のキッチンキャビネット


松材使用のキャビネット
これは上部で、この下に開きの収納部分と引き出しの付いた下部が来ます。
下部は同僚が作業中。
塗装直しと歪みによってきつくなったりゆるくなったりしている全ての部分の
修復でしたが、ほとんどの部分が職人の手作りさを感じさせるキャビネットでした。

図面を見て1から作る家具は勿論楽しいですが
修復もかなり面白い!


第2作品

  • 2008/05/05(月) 17:38:53

前回の初仕事に引き続き、第2作品目は棚です。

これはちょっと手の込んだものだったのでシェフや職人に相談しつつ
仕上げていきました。

FPY(パーティクルボード)・MDF
クルミの突き板・縁5mm無垢材使用




R20の為、薄さ5mmにした胡桃の木を水分を含ませながら曲げて
整形。形が整ったら接着。 
表面をやすりの機械にかけてきれいにした後 突き板張り。
接続部分はLamello(ビスケットって呼ばれているのでしょうか?)



出来上がり。表面はクリアラックです。




棚板の間の板は木目を縦にしたほうがいいのではと
完成してから気づいたのですがすでに遅し・・・


しかし完成品を見たら、自分の想像よりもよく仕上がってくれたのでよかったです。

初仕事は・・・

  • 2008/05/01(木) 21:49:27

私が働いている工房では
Geselle/ゲゼレ{職人}5人
Ausbilder(in)/アウスビルダ−(リン){職業訓練生}私を含めて4人
Büroarberter/{事務職}1人
そしてChef/シェフ1人
計11人が働いています。
みんないい人で個性的です。ははは。

職業訓練生の(リン)が気になりますか?
それはなぜかというと・・・
ドイツ語で職業を言う場合の女性の呼び名なのです。
たとえば家具職人の場合は
男だと⇒Geselle
女だと⇒Gesellin
になるのです。
えー、複数の場合はぁ  ってドイツ語の授業ではないので
この際省きますがそんな感じです。
ちなみに今 職業訓練生の女の子は私のほかに2人います。

とはいえ、重いものを持たないわけではありませんし
職人の中には気分屋さんもいるわけで
しっかり動かないと思いっきり怒鳴られます。
まぁそりゃどこでもそうですね。

主にシェフが顧客回り・図面作成をし
職人が作り 訓練生がお手伝い という感じで 
機械の扱いを覚えた訓練生にはそれなりの仕事を与えてくれます。

なので木工講習が一通り終った頃からすこしずつ
シェフが仕事をくれるようになりました。

初めての客注 ブナ無垢材のサイドテーブル


ある時シェフに「これを1人で作れっ」と簡単な製図を渡され、「はーい」と言って
練習だろうと思い作ってみたら 完成後にすぐシェフが「出来たかっ!」とどこかへ・・・
後から知った”初めてのお客さんへの納品物” というサイドテーブル。
心の準備も何もなく作ってしまった 拍子抜けの第1の仕事でした。
この写真も ドアの取り付け作業で職人と伺ったら
あっ!これは私の第1号じゃないかっ と
そのとき初めて注文した人を知ったのです。(ほんとに偶然カメラ持っててヨカッタ!)


”シェフ〜。 はじめに言ってよ〜。”


という 面白くって勢いのある 素敵なシェフです。

オランダへ

  • 2008/05/01(木) 10:24:07

最近 たまっていた写真を整理していて
当たり前になってしまったドイツ生活を再確認。
日本で生活していたら見えなかったものが沢山あるのに
今では素通りしている気がする。
いやいや。日本で生活していても
感動したものやショックを受けたものを
いつの間にか消化してしまっていたのかも知れません。

ここまで来るのにいろんなことや人・物に出会って
ワクワクしたり
ドキドキしたり
時間を忘れたり
退屈だったり
あせったり
方向転換したり

そんな時間を忘れちゃもったいない。
ブログを始めたのもそんなきっかけがあったりします。


”物を作る”という点でショックをくれた
私の(勝手に決定!)心の師匠

Gerrit Thomas Rietveld/へリット・トーマス・リートフェルト 
1988年生まれ オランダの家具職人
1990年代のDe Stijl/デ・ステイルの1人
De Stijlは後のドイツでのBauhaus運動のさきがけとなったデザイン運動です。

昨年末、知人のご夫婦達(感謝!)と念願のオランダ・ユトレヒト シュローダー邸に訪れました。
schröder Hause
schröder邸


2000年に世界遺産に登録され、残念ながら内部は撮影禁止でしたが
家の中はまるで”家具の中”

外観細部  たまりません。この直線!





そして言わずと知れた Red&Blue Chair



リートフェルトが生まれ、生涯をすごしたユトレヒトの街は 
こじんまりとしていながらも昔の建物や教会、個性的なお店などさまざま。なのに調和がとれているのは素敵。




カメラ屋さんの看板 カメラ好きな父にこの写真を送りました。かわいいね!




このあとみんなでお茶をして、帰りがけにオランダのスーパーマーケットへ。
パンにかけて食べるチョコやビールなどを買いました。

次回行くときは是非「オランダ国内を巡る建築の旅」をしたいと思っております。